40代プログラミング未経験から独学してみる

40歳未経験者がPythonプログラミングの勉強をメインに、読書や京都のことを書いていく。

【中学受験】『ラクして笑って灘、開成』(朝倉仁著)を読んで考えたこと。

 こんにちは。

ラクして笑って灘、開成』(朝倉仁著)を読んでいるところです。

 

子どもの勉強をどうしようかな、といろいろ調べていて、

たまたまブックオフで発見しました。

 

 

「灘」「開成」とか聞くと猛勉強しないと合格できない、とか

もともと少し勉強しただけでできてしまう神童がいくもの、

という偏見をもっていましたが、まったく違ってました。

 

 

題名には「灘」「開成」とありますが、本書は子どもの勉強にとって

すごく役に立つ、中学受験に通用するだけでなく、

子どもが大人になっても一生身に着けておくべき

考え方が書いてありました。

 

 

中学受験をしないひとでも読んでおいた方がいいと思いす。

 

 

そのなかの一つ、本書P66~P69

「わかりません」と言える子にする

頭のいい子は、わからないところをほったらかしにするようなことはしません。わからないところは、「わからん」とはっきり言います。そして、納得するまでしつこく聞いてきます。トップクラスの学校に受かる子ほど、そうですね。難問でもそれほど難問でなくても、ともかく自分がわからなかったらわかるまで聞きます。

 

ぼくが小学生のときは「わからん」というと怒られました。

なので、わからないことを聞くことについて、億劫になってました。

あとはキチンと理解していなくてもわかった気になっていました。

 

この悪癖を克服できたのは働き出してから、大量の読書をしてからです。

もっと大学時代に気づいていれば、学問の面白さを知って違った道に

進んでいたかもしれません。

 

 

では、どうすれば「わからん」といえる子になるのでしょうか。

 

それについては本書P67にあります。

子どもは本来「なぜ?」「どうして?」と聞きたがるものです。(中略)でも、育つ過程で「なぜ?」「わかりたい」という気持ちが、親に妨げられてしまうことがあります。

 子どもが「なぜなの?」と聞いているのに、「ごちゃごちゃいわんと、言うことききなさい」という調子です。ここで、好奇心の芽が摘まれてしまう。

 

なので、ぼくは子どもが「どうして」「なんで?」とか聞いてきたときは、

わかるときは答えるし、わからないときはグーグルで一緒に検索したり、

図書館に一緒にいって調べたりします。

 

図書館にいくのは、子どもに図書館にいく癖づけしたいのと、

わからないことを調べる重要さを体感してもらうためです。

 

 

子どもに質問されてみて気づくのは、自分では「わかっている」と思っていても

実はキチンとわかっていることは少ないな、と思います。

月に10冊本を読んでいますが、読めば読むほどわからないことが増えて、

さらに読書をしたくなります。

 

知識量と「わからない」量は比例するようです。

 

「わからない」ということを恥じている大人によく出会いますが、

大学入学か、就職で勉強をやめてしまったのが原因ではと感じます。

 

 

子どもが勉強好きになるヒントも本書P68にありました。

わからないところを、わかるまで聞いて「あ、そうか!」「わかっちゃった、できちゃった」という体験を何度も味わっている子は勉強がおもしろくなるし、勉強が好きになります。 

 

これからは一生、勉強し続けていかないとついていけません。

この本に書いてある習慣が、子どもに身につくとこれからの時代にも有効です。