難関中学に受かる子の特徴
こんにちは。
さて、中学受験で難関校に合格する子は
どんな子だと思いますか?
「何十桁もあるかけ算の暗算ができる」
「小学4年生で文学(『坊っちゃん』等)をだいたい読破している」
「カブトムシの研究で賞をもらっている」
ぼくが出会った人の中にはこんな天才児も
いましたが、ほとんどは普通の子でした。
では、難関校に受かる子はどこが違うのか。
ぼくが出会った成績優秀な人たちの
特徴を一つあげるとすれば、
『論理的思考力』がある
ことです。
中学受験に限らず、高校、大学でも入試を丸暗記でのりきることは可能です。
でも、それだと勉強しても、社会に出てやくに立たない知識を身につけることになり、
時間の浪費となります。
なので、せっかく労力を使うなら、
『論理的思考力』
を身に着けることに重点を置いてみてはいかがでしょうか。
テストでは一夜漬けとかすれば、いい点がとれることがあり、
丸暗記のほうが「即効性」があります。でも、この方法で身に着けた
知識はただの点の集まりでしかなく、応用問題にも対応できないし、
すぐに忘れてしまいます。
一方、論理的思考力をつかって覚えれば、いつでも知識を取り出すことができます。
それでは、論理的思考力を鍛えるためにどのような勉強をすればいいのでしょうか。
『西村式中学受験小4~小6で差をつける 難関校合格のすごい勉強習慣
受かる子・受からない子の違いは「スピーディー&スロー」学習法』(西村 則康著)
によると、中学受験生の学習の特徴には2種類あるそうです。
①スピーディー学習 + スロー学習
②スピーディー学習
スピーディー学習では、
「ショートカット回路でといてしまう」
「少しひねった問題にはお手上げ」
になってしまうそうです。
一方、スロー学習では、
「『なぜ、こうなるのか』をじっくり考える経験があると
『考える筋道』を再現しやすくなる」
そうです。
それで難関校に受かる子の学習の特徴としては、①だそうです。
でも、ぼくも小学生のときに進学塾に通った経験がありますが、
宿題の分量が非常に多いので、ついついスピーディー学習に陥りがちになります。
なかなか、小学生だけでスロー学習をするのはハードルが高いと思います。
そこで、スロー学習のフォローを両親でフォローしてあげてはいかがでしょうか。
たとえば、理科で光の単元を勉強しているときに「虹ができるしくみ」とか、
「バケツに水くんで沈めた10円玉がどうみえるのか」を親子であれこれ議論してみては
いかがでしょうか。
こうすることでスロー学習の習慣がみにつくと思います。
ただ、中学受験の入試問題をみると分量のわりに制限時間が短いので、
スピーディー学習も必要です。
この本では、スロー学習とスピーディー学習にバランスよく取り組むように書いてあります。
中学受験の難易度があがるほど、スロー学習の比重を高めた方がいいのだそうです。
また、最近の傾向として模擬試験では偏差値の高い受験生が落ちる事例も増えているそとのこと。これはスピーディ学習ばかりやっていると、パターン問題が多い模擬は大王できても、入試本番で失敗することを表していると思います。