『計算できるもの、計算できないもの』
こんにちは。
不思議なタイトルだったので、
買ってみました。
『マスターアルゴリズム』にしようか、
30分間くらい本棚の前で悩んでいましたが、
面白そうだったのでこっちにしました。
主な内容は、
・計算機による計算とは何か
・計算できるものと計算できないものの
境目はどこなののか
などを明らかにする計算理論について、
書かれていています。この辺は計算機科学
においてもっとも基本的かつ重要なものです。
本書では、計算理論に必要な概念の説明や
証明にはPythonプログラムが利用されていて、
理解しやすいようにしてあります。
計算可能問題と計算不能問題、
扱いやすい問題と扱いにくい問題、
文章では簡単に表現できても計算機には
解けない重要な問題が多くある、
効率よく解ける問題と解けない問題があること
チューリングマシン、有限オートマトン、
万能計算、非決定性、NP完全性などの
分野について、書かれていてます。
あと、計算理論のアラン・チューリングと
リチャード・カープの論文など、
参考にしてあります。
内容は盛りだくさんなので、少しずつ
読みすすめています。