40代プログラミング未経験から独学してみる

40歳未経験者がPythonプログラミングの勉強をメインに、読書や京都のことを書いていく。

『「超」独学法~AI時代の新しい働き方へ~(野口悠紀雄著)』(角川新書)を読んで考えたこと。

おはようございます。


さて、新型コロナの影響でバタバタと倒産する企業が増えています。

リーマンショックを超える大不況がくると予測されています。
toyokeizai.net


大変な世の中になりそうですね。

「大企業に勤めているから安心」
「公務員だからクビになることはない」

これまで信じられてきた価値観だけど、
これからはハイリスク。


本書のP98に

組織自体がいつまで続くか分からない。だから、組織に依存すればよいのではなく、
一人一人が「個人としての市場価値(マーケットバリュー)を持っているかどうか?」を問われる。「どの組織に所属しているのか」でなく、「どれだけの能力を持っているか」が重要なのだ。

とあります。


「どれだけの能力を持っているのか」が重要。


では、どうすれば市場価値のある能力を身に着けることができるのか。

すぐに思いつくのが「資格取得のための学校にいく」「英会話教室に通う」ですが、
著者はおすすめしてません。

本書のP114に

社会人のための学校がたくさん設けられている。英会話学校、資格取得のための学校、通信教育、パソコン教室、各種の塾、社会人教養講座、等々。
こうした学校に通って学ぼうとする人が多い。私は、これらをいちがいに否定はしない。ただし、まず最初に注意すべきことは、これらがビジネスとして行われているという事実である。

あと、学校や教室ではどうしても「受講者の平均」に合わせて授業をしなければいけないので、自分がよく知っている分野でも教えられたり、効率的ではありません。

一方、独学では、自分でカリキュラムを組めるので効率がいいです。

勉強とは、学校に通わないとできない、というは思い込みです。
学校でしか学べないのは、例えば工学系で巨大な実験場が必要であったり、
医学だったり限られてます。

文系の科目やプログラミングなどであれば十分、独学可能です。


これからの時代は「独学」が重要です。
多くの人は、今の仕事をしているだけでは、
AI時代に必要となる知識やスキルは身に付かない、と思います。
だから、「独学」して、時代に合った知識やスキルを吸収していく必要があります。


ただし、独学にも弱点があります。

それは継続がむつかしいことです。

本書のp130に

独学の最大の敵は三日坊主だ。1人で勉強していると、つい怠けたくなる。
どんな勉強についても継続が必要だが、独学の場合はとくにそうだ。
「継続は力なり」。そのとおりだ。ゲーテは、つぎのように言っている。

「訓練、訓練、訓練。訓練が巨匠を作る。巨匠は天から降ってくるものではない」

と書かれています。

では、独学を継続するにはどうするのか。

本書p131に

勉強を継続するために必要なのは、次の4つだ。

  1. はっきりした目的を持つ
  2. 強いインセンティブを持つ
  3. 勉強の楽しさを活用する
  4. 時間を確保する

とあります。

このなかで、「勉強の楽しさを活用する」は有効かな、と思います。

「勉強って楽しい」ていうと変な目で見られますが、やればやるほど能力があがっていくのを実感できると楽しいです。
この感覚が身につけば継続するのはむつかしくありません。