『日本の敗因』(小室直樹著)を読んで
こんばんは。
さて、ブックオフでこの本を手に入れました。
著者の本は、非常に分かりやすいので、
いろいろ読んでます。
他にも『宗教原論』『経済原論』等、
読みましたが、なるほど、
と思うことが多々ありました。
この本では、大東亜戦争の敗因を分析してみると、
バブル崩壊後に経済的敗北の原因と同じだと、書かれていました。
その原因というのが、「腐朽官僚制」だそうです。
まさか、一流大学を卒業して、
国家公務員試験に合格したエリートが
原因とは思えない。
最初は、そんな疑問を持ちながら、
読み進めていきましたが、
例えば、「大東亜戦争の時の軍部の人事」とか、
知ると今とあまり変わらないのではないか、と感じました。
結局、今の日本の状況を打開するには、教育しかない、と締めくくってありました。
今から、20年前に書かれたのに、
いまだにセンター試験の見直しもうまくいっていないのをみると、ため息がでます。
せめて、自分の子どもにはいい教育をしようと思います。