アムンセンとスコット
こんばんは。
さて、みなさんはアムンセンとスコットって、知ってますか。ぼくは知りませんでした。
『ニュータイプの時代』(山口周著)を読んで、はじめて知りました。
二人とも人類史上初の南極点到達を目指した人で、スコットはイギリス人、軍人、家系はエリート、大英帝国の威信を背負っていた。一方、アムンセンは10才頃に南極点到達(最初は北極点?)に興味をもって探検家になった人物。
端から見れば、断然、スコットが有利で、当時なら「スコットの勝ち」を予想したと思います。
でも、結果はアムンセンの勝利に終わります。スコット隊も到達はしたものの、帰る途中で亡くなってしまったそうです。
失敗の原因は、いろいろあったようですが、準備段階で相当しくじってるな、と思います。
でも、本当の原因は、「内発的動機」がスコットにはなかったのかな、と感じました。
子どもの頃から純粋に南極点到達を夢見たアムンセンに対して、国の威信とか余計なものを背負ってしまったスコットが負けるのもわかる気がします。
この本では、同じ様な事例が挙げてあります。
「経産省が300億円かけた検索エンジン開発プロジェクト」「IBMが電子商店システムの開発を目指すが失敗。その後、ガレージ起業から出発したアマゾンが成功する」
結局、自分が本当に好きなことに取り組まないと、世間体とか、周りの評価とか、気にしてるようではうまくいかないんでしょうね。